広報・資料 報告書・資料

1 はじめに

1.1 調査の背景

1997年のアジア通貨危機発生以降、わが国が表明したアジア支援は総額約820億ドル1にのぼり、主に東南アジア諸国を対象に実施した。

具体的には以下の支援を挙げることができる。

  • 国際収支の改善および社会的弱者支援のための借款(セクター・プログラム・ローン)や、ノン・プロジェクト無償
  • 1998年10月に表明した「アジア通貨危機支援に関する新構想」(新宮澤構想)
  • 1999年4月に表明した「アジア諸国等の経済構造改革のための特別円借款」

1999年12月までに680億ドル、そのうちODAとして主に東南アジア諸国を対象に約67億ドルの支援を実施したが、これらの支援に関する包括的な評価はこれまで実施されていなかった。


1 本報告書に示したドル表示は、全て米ドルである。




このページのトップへ戻る
次のページへ進む目次へ戻る